22001W クロロプレンゴム(CR)用加硫促進剤
カテゴリー: W22 クロロプレンゴム(CR) , ポリマー別
1.はじめに
クロロプレンゴム(CR)は、耐油性,耐オゾン性,耐熱性,耐燃性などが優れており、各種自動車部品,工業用品,電線等,広い範囲に使用されている。CRは、硫黄で変性したGタイプと非硫黄変性のWタイプ,および、特殊タイプの3つのタイプに大別される。CRは、他のポリマーと違い、金属酸化物である亜鉛華と酸化マグネシュウムが標準の加硫剤となり、基準量は、亜鉛華5phr,酸化マグネシウム4phr である。Gタイプは、金属酸化物のみで加硫可能であるが、一般的には加硫をタイトにするために加硫促進剤(主として サンセラー22-C)を0.25~1.0phr 使用する。Wタイプには必ず加硫促進剤が必要であり、一般的には、サンセラー22-C,サンセラーEUR,サンセラーBUR,サンセラーTMUなどのチオウレア系化合物が、優れた加硫特性,加硫物性を有することから使用されている。
ここでは、わが国で広く使用されているWタイプにおける各種加硫促進剤の基礎的特性を主として試験したので紹介する。
2.各種加硫促進剤の特徴
3.ゴム試験例
(PDFファイルをご参照ください。)